願いを込めて 1本1本手づくりで作られた
香るミサンガ
ただひと粒から 世界が紡がれる
ひと粒の種を植える
水をあげ、みまもる
花が咲き実がはじける
白い和綿を収穫する
綿は繊維の束になり
そこに想いが撚りこまれ、糸になる
その糸から ミサンガが生まれ
世界が紡がれていく。
岐阜市内にある「ともに綿花ファーム」をはじめ、岐阜県内外の各地で、有機農法によって大切に育てられた、日本古来の在来種の和綿(わめん)が毎年収穫されています。
たくさんのプロジェクト協力者とともに、種からみなで育て、手作業で収穫した和綿。
4年かけて育てた和綿で、将来、福祉施設等での「売れるものづくり」を目指し、海津市南濃町に工場を置く、新内外綿株式会社・ナイガイテキスタイル様のご協力で、岐阜県産100%の和綿の紡績糸をつくりました。
この糸を、自然が生み出す優しい色合いを生かした草木染めが人気の福祉施設、いぶき福祉会第二いぶきの利用者のみなさんに、カリヤス、ろうばい、さざんか、イチイの枝、藍を用いて、優しいピンクや黄色、青色に染色していただきました。
ミサンガには、岐阜県高山市にある、渋草柳造窯(しぶくさりゅうぞうがま)の職人手作りの、tomoniのロゴがついた渋草焼の小さな陶器のアロマピースがつけられています。このアロマピースには、特殊な釉薬が用いられており、アロマオイルを塗布することができます。
これらの和綿の糸とアロマピースを使い、いつもがんばってくれているみなさんへの応援と感謝を込めて、全国の小さなお子さんからお年寄りまで250人有余の方々により、心と体に寄り添う想いと願いを込めながら、ひとつひとつ、手作業で編み込まれ、約500本もの、香るミサンガが完成しました。
この香るミサンガには、伊勢神宮式年遷宮の御用材が育つ、岐阜県中津川市加子母(かしも)の森で育った、東濃ひのきの枝葉から抽出した香り高い、100%天然由来のアロマオイルをお付けしています。
岐阜県の自然が育んだ色と香り、そして、たくさんの人の手によって生まれた、香るミサンガは、みなさんの気持ちを、大切に紡いでくれることでしょう。